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一人社長が初めて受けた融資面談|日本政策金融公庫で60点だった理由

経営と事業

一人社長が初めて受けた融資面談|日本政策金融公庫で60点だった理由

投稿 2026.09.15 05:30

先日、UKERU合同会社を設立してから初めての融資を受けました。

正直に言うと、融資を受けるつもりは全くありませんでした。

事業に必要なお金は自分で用意するものだと思っていたからです。

それでも今回、日本政策金融公庫さんに面談をお願いしました。

結果としては通りました。

ただ、自分で点数をつけるのであれば60点です。

久田晃久田晃
初めての融資面談、脇汗びっしょりでした ほんとに緊張したので、同じ立場の方の役に立てばと思って書いてます
久田晃

この記事を書いた人

久田 晃

ひさだ あきら

UKERU合同会社 代表

1988年生、38歳。UKERU合同会社 代表。

医療従事者・パーソナルトレーナー・営業を経て2024年3月に創業。

自己改革と後世にスキルを伝承するために2年間の徹底した実践で恋愛とコミュニケーションを鍛える。

個人の変化が少子高齢化の本質的な改善につながると信じ、サービス開発と発信を続けている。

目次

融資面談で問われたのは、数字と「なぜ今なのか」でした

資料を30ページ作って臨んだ私が面談で問われたのは、数字と、なぜ今この事業に融資が必要なのかを自分の言葉で言えるかどうかでした。

感覚や熱意だけでは、そこは埋まりません。

面談の後のフィードバックでも、数字でわかりやすく話してくれたと言っていただけました。

そこが今回いちばん効いた部分だったのだと思います。

逆に言えば、数字で答えられなかった部分は、そのまま減点になったのだと思います。

なぜ自己採点が60点なのか

通ったのに60点にした理由は2つあります。

ひとつは、希望した金額の半分しか調達できなかったことです。

面談後のフィードバックでは、今回の条件における上限がその金額だったと説明されました。

もうひとつは、自分の事業計画そのものに、まだ甘さがあったことです。

上限だったと言われて納得した部分もありますが、それを言い訳にはしたくありません。

実際に調達できたのは数百万円規模で、具体的な数字は伏せますが500万から1000万の間と言っていい規模です。

スタートアップの初期実績としては、十分な金額だと思っています。

それでも満点にしなかったのは、次にもう一度出すときに埋めたい部分が自分で見えているからです。

面談で実際に聞かれた3つのこと

私が日本政策金融公庫の面談で聞かれたことは、突き詰めると3つに集約されました。

身構えていたような特別な質問は、1つもありませんでした。

自分が友人にお金を貸す立場になって想像してみると、何を聞かれるかは自然に見えてきます。

  • このお金を何に使うのか
  • いつ、どういう道筋で返すのか
  • なぜこの事業を立ち上げたのか

1このお金を何に使うのか

いちばん多く、いちばん深く聞かれたのがここでした。

資金使途があいまいだと、その先の話が全部ぼやけます。

私自身、ここを詰める過程で自分の事業計画の粗さに気づきました。

2いつ、どういう道筋で返すのか

貸す側にとって、返済能力とスケジュールは最大の関心事です。

ここは感覚では答えられません。

売上の見込みと時期を数字で置いて、初めて話が前に進みました。

3なぜこの事業を立ち上げたのか

ここだけは数字ではなく、熱と背景を見られている感覚がありました。

私の場合は、少子高齢化に付随する本質的な課題を解決したいという話をしました。

個人の恋愛や自己肯定感の悩みを解決することが、社会全体の課題につながっていると考えているからです。

久田晃久田晃
聞かれることは全部、自分が貸す側だったら聞くことばかりでした 特別な準備っていうより、当たり前を詰める作業ですね

面談当日の空気と、着金までにかかった2ヶ月

面談は1対1で、私は脇汗をびっしょりかきながら30ページの資料を開きました。

あれほど堅苦しい雰囲気の場所に行く機会は、普段そうありません。

プレゼンといっても硬いものではなく、机を挟んだ簡単な説明です。

1面談は結局、人対人でした

これは正直に書いておきたいのですが、面談は人対人です。

担当してくださる方と感覚が合うかどうかは、正直あると思います。

私は運がよく、気が合う方に当たったので気軽に話すことができました。

だからこそ、相性に助けられた分は自分の点数から引いておきたいのです。

2銀行では門前払いでした

以前、別の銀行に相談へ行ったことがあります。

そのときは実績がないことを理由に、門前払いのような形で断られました。

当時はまだ自社のホームページもなく、事業の実態が見えにくかったのだと思います。

日本政策金融公庫さんは、創業間もない企業を手助けするという理念を持っています

だから、融資で悩んでいる方はまずここから相談するのがいいと思います。

3申し込みから着金まで2ヶ月強

時間の感覚も書いておきます。

準備から着金まで、トータルで2ヶ月強かかりました。

服装は一般的なビジネススーツで問題ありません。

  • ・必要書類の準備 約1ヶ月
  • ・問い合わせから面談まで 約2〜3週間
  • ・面談から結果通知まで 約2週間
  • ・融資決定から着金まで 約2〜3週間

思い立ってすぐ入るお金ではない、という前提で動くほうがいいと思います。

そもそも、なぜこのタイミングで融資だったのか。

正社員はゼロのまま、個人事業から数えて累計5,000万円近くを一人で積み上げてきました。

ただ、ある時期から明らかに回らなくなっていました。

受講生や講師からの連絡に、返信が3日遅れる日が出てきたのです。

自分では毎日動いているつもりでした。

朝から晩まで手は止めていないのに、サービスの質だけが静かに落ちていきました。

たまった未読の通知を眺めながら、あるとき思いました。

体は動いているのに、思考が止まっている。

あれが、一人でやる限界を自分で認めた瞬間でした。

だから今回の融資は、足りないお金を埋めるためのものではありません。

一人で担いできたものを、人に渡していくための時間を買うためのものです。

まとめ

今回は、一人社長として初めて受けた融資面談についてお話ししました。

お金を借りるという行為は、事業の輪郭を自分に問い直す作業でもありました。

なぜやるのか、なぜ今なのか、そのお金で何をするのか。

融資を受けなければ、この3つはもっとぼやけたままだったと思います。

私が目指しているのは、なりたい自分になれる社会をつくることです。

その理想を人に説明するには、想いと同じだけの数字が要るのだと今回わかりました。

もしあなたが今、融資を受けるかどうかで迷っているとしたら。

通るかどうかより先に、なぜ今なのかを自分に説明してみてほしいと思います。

久田晃久田晃
借りる技術より、なぜやるのかを自分で腹落ちさせるほうが先だと思います 私はまさにそこでつまずきました

借りる技術より、なぜやるのかを腹落ちさせることが先です。

数字で語れる人が通る

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