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恋愛産業が社会に負っている責任|誇張された情報が常識になる怖さ

少子高齢化

恋愛産業が社会に負っている責任|誇張された情報が常識になる怖さ

投稿 2026.10.07 06:32

更新 2026.10.07 10:30

今回は、少し重たい話をします。

恋愛産業が社会に対して負っている責任、という話です。

私は恋愛事業をやりながら、少子高齢化のデータをずっと調べています。

調べていくほど、この産業が何を撒いてきたのかを考えるようになりました。

数字の話から入らせてください。

久田晃久田晃
恋愛産業って、種を撒く側なんですよね。撒いた種の面倒は自分で見るしかないと思っています
久田晃

この記事を書いた人

久田 晃

ひさだ あきら

UKERU合同会社 代表

1988年生、38歳。UKERU合同会社 代表。

医療従事者・パーソナルトレーナー・営業を経て2024年3月に創業。

自己改革と後世にスキルを伝承するために2年間の徹底した実践で恋愛とコミュニケーションを鍛える。

個人の変化が少子高齢化の本質的な改善につながると信じ、サービス開発と発信を続けている。

目次

独身でいる理由の1位は、出会いがないことでした

国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査を見ると、答えははっきり出ています。

独身でいる理由の1位は、男女とも適当な相手にまだめぐり会わないでした。

男性が43.3%、女性が48.1%です。

つまり、結婚したくないから独身なのではありません。

相手に出会えていないから独身なんですよね。

同じ調査には、もう一つ重たい数字があります。

18歳から34歳の未婚者で、交際経験がない人が男性40.0%、女性35.2%です。

4割近い人が、まだ誰とも付き合ったことがないということになります。

恋愛産業が触れているのは、まさにこの層です。

ここを動かせるかどうかが、私は恋愛産業の責任の中身だと思っています。

恋愛が個人の趣味の話で終わらないのは、この数字が国の人口に直結しているからです。

一番の壁は、本人が困っていると思っていないことです

正直に言うと、この層に届けるのは本当に難しいです。

恋愛事業を続けていて、一番難しいのはここでした。

そもそも本人が改善したいと思わなければ、いい方向には進まないからです。

いろんな方とやりとりをして分かったことがあります。

多くの方は、自分は恋愛に困っていないと思っているんですよね。

困っていないと思っているうちは、何を渡しても入りません。

その方からしたら、それで幸せなのかもしれません。

ただ、はたから見ると、この先もずっと同じところで止まるように見えます。

気づいていないのか、気づかないふりをしているのかは、私には分かりません。

だからといって、やめる理由にはならないと思っています。

恋愛事業をやっている意味は、ここに向き合うことだからです。

誇張された情報が、そのまま常識に変わっていきます

私が責任という言葉を使ったのには、理由があります。

世の中の恋愛できない方に対して、我々が責任を負う必要はないと思っています。

ただ、産業側が出した情報については話が別です。

SNSという媒体を通ると、情報は必ず過剰に表現されます。

どこかが誇張され、どこかが切り落とされます。

これは恋愛に限った話ではなく、どの分野でも起きていることです。

そうしないと、視聴数もいいねも拡散も付かないからですよね。

問題は、その誇張が一般的なイメージとして浸透してしまうことです。

浸透したものは、やがて普通になります。

普通になったものは、もう誰も疑いません。

恋愛に困っている方と直接お話しすると、前提がかなりずれていると感じます。

ここで言うズレを、もう少しはっきり書いておきます。

その方が抱えている本質的な課題と、実際に取り組んでいる行動が乖離しすぎている状態のことです。

よくあるのは、外見が悪いと思い込んで外見改善にばかり取り組んでいる方です。

外見も基礎的な課題の一つではあるので、それ自体が間違いではありません。

ただ、まずはコミュニケーションを改善しないと進まない、という場面のほうが多いです。

こうしたズレは、その方たちのせいではないと思っています。

ずらしたのは、その方が毎日見ている画面のほうです。

久田晃久田晃
ずれているのは本人じゃなくて、本人が毎日見ている画面のほうなんですよね。ここは強く思っています

外見改善が一番分かりやすい例です

一番よく見かけるのは、外見改善の話です。

先に書いておくと、外見改善は非常に重要です。

私自身も、受講生の方には必ず整えてもらいます。

ただ、世の中に出回っている量は過剰すぎると思っています。

恋愛経験が少ない方ほど、外見に強く執着する傾向があります。

なぜそうなるのかを深掘りしていくと、だいたい同じ場所に行き着きます。

SNSでその手の情報を見過ぎたことによる思い込みです。

過去に担当した受講生の方で、はっきり数字に出た例があります。

その方は、恋愛にかけている労力の9割ほどを外見改善に割いていました。

本人の中では、そこさえ直れば全部解決するという前提だったんですよね。

本質的な課題がコミュニケーションの側にあると気づいてから、配分が変わりました。

今では、外見に割いている労力は1〜2割ほどに収まっています。

外見をやめたわけではなく、置き場所を戻しただけです。

誇張された間違いが出回りすぎて、それが真実として定着してしまっています。

本質的には、そんなことはまったくありません。

それでも、常識になりつつあるというのが今の状態です。

  • ● 独身でいる理由の1位は、出会いがないこと
  • ● 18〜34歳の未婚者の約4割が交際経験なし
  • ● 外見への執着は、多くがSNS経由の思い込み

私の発信がバズらない理由も、ここにあります

正直に書くと、私の発信でバズっている動画はほとんどありません。

当たり前のことを、真面目にやっているからです。

SNS的にうまいか下手かで言えば、間違いなく下手な側だと思います。

これには、営業をやっていた頃に決めたことが関係しています。

営業を始めた頃、私は自分に2つだけ禁止事項を課しました。

1つは、強制的に買わせないこと。

もう1つは、錯覚させて買わせないことです。

錯覚させれば、その場の数字は間違いなく上がります。

当時の私も、それができないわけではありませんでした。

ただ、そのとき自分に言った言葉を今も覚えています。

「短期は売上でも、中長期は全員を不幸にする」。

この2つを決めてから、成約しなかった日も相手のせいにしなくなりました。

自分の提案のどこが足りなかったのかを、そのまま持ち帰るようになったんですよね。

今の発信も、まったく同じ置き方をしています。

もっとうまくやれば、数字は上げられるのかもしれません。

それでも、誇張した嘘は言いたくないので愚直にやっています。

まとめ

今回は、恋愛産業が社会に対して負っている責任についてお話ししました。

独身でいる理由の1位は出会いがないことで、若い未婚者の約4割は交際経験がありません。

その層に届く情報を作っているのが、我々の側です。

私が事業でやりたいのは、少子高齢化に付随する本質的な課題を解決することです。

本質的な課題は、統計の数字そのものではありません。

自分らしく生きられないまま止まっている人が、ここまで増えていることのほうです。

誇張された情報は、その人をさらに動けなくします。

だから、恋愛事業をやっている側は自分が撒いた種を自分で見る必要があると思っています。

あなたが今持っている恋愛の常識は、どこで受け取ったものでしょうか?

久田晃久田晃
自分が撒いた種は、自分で刈るしかないんですよね。それが産業側にいる人間の仕事だと思います

誇張された情報は、いつのまにか常識に変わります。

撒いた種は自分で見る

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