
思考と哲学
達成しなければならないを手放せ。過去と今を比べる視点だけが自分を救う
2026.08.14
事業をやっていると、必ずぶつかるのが目標の話です。
達成したいのは当然ですし、もちろん達成した方がいい。
ただ、そこに「達成しなければならない」という意識が乗ってくると、話が変わってきます。
達成できなかった瞬間に落ち込み、自分の価値まで否定してしまうからです。
最近思うのは、その落ち込みは自分で作り上げた悪魔だということです。
久田晃「達成しなければならない」が悪魔を生む
普通に生きていれば、目標は達成しなければならないと思います。
達成できなければ「できなかった」と落ち込み、自己嫌悪に入る。
ただ、その落ち込み自体は自分が作った悪魔的な存在だと、最近強く感じます。
なぜか。
達成できなかったとしても、達成しようとする前と今を比べれば、必ず何かが変わっているからです。
何ができるようになったのか、どこが成長したのか?
そこを見ずに「達成できなかった」という事実だけを切り取ると、自分で悪魔を増幅させてしまいます。
私自身、この1年の成長を「過去比較」でしか測れない
これは私自身、強く実感しています。
去年は、達成できなかったものも、最低限しか達成できなかったものもありました。
数字だけを見れば、悔やむ材料はいくらでも転がっています。
ただ、過去の自分と今を比べると、様々な分野で大きな変化がありました。
考え方、判断のスピード、人との関わり方、組織の作り方。
もし「達成したかしていないか」の二択でしか自分を測っていなかったら、私は確実に悪魔を作っていました。
今はその悪魔を作らず、走り続けられています。
- ● 達成した・しないの二択しかないと悪魔が生まれる
- ● 過去と今を比べれば必ず変化が見える
- ● 変化を見ることで悪魔は消える
久田晃客観視する時、私が見ている4つの軸
過去と今を比べる時、私がいつも確認している軸があります。
社会的価値のあるものを提供できているか。
顧客や、事業に関わる従業員みんなの信用を失うことをしていないか。
人としての思いやりを忘れていないか?
そして、過去の自分から何ができるようになったか。
この4つを軸に客観視すると、達成の有無だけでは見えなかった事業の輪郭が見えてきます。
これは「達成しなくていい」という逃げではありません。
目標は当然、達成しに行きます。
様々な方法を考え、動き、その結果として達成できたか、できなかったかが残るだけです。
そして過程で何を得たか、それが社会的価値のあるものだったか、信用を積めたか、人としての思いやりを残せたか。
その全部を含めて、初めて1年の答えになります。
- ・社会的価値のあるものを提供できているか
- ・顧客や従業員からの信用を失っていないか
- ・人としての思いやりを忘れていないか
- ・過去の自分から何ができるようになったか
まとめ
今回は、「達成しなければならない」という意識が、自分の中に悪魔を作るという話をしました。
達成は目指すべきものですが、達成できなかった事実だけで自分を裁くと、必ず消耗します。
大事なのは、過去の自分と今の自分でどう変わったかを見ること。
そして社会的価値・信用・思いやり・成長という4つの軸で事業と自分を客観視すること。
この視点さえあれば、達成の二択思考に飲み込まれずに走り続けられます。
久田晃達成しなければと裁くより、達成前と今を比べれば必ず変化があります。
過去と今を比べる視点が、自分を救う
