
思考と哲学
世界122位の幸福度ニッポン。まず自分が幸せになる順番の話
投稿 2026.08.21 06:24
少子高齢化の日本で、もう一つあまり語られない数字があります。
日本の幸福度ランキングが、世界の中でとても低いということです。
現在の人生満足度は60位前後で、先進国の中ではほぼ最下位。
さらに5年後の予想は122位まで落ちると言われています。
これはキャントリルの梯子という国際的な調査で出ている数値です。
久田晃未来を悪く見てしまう、私たちの仕組み
この調査は、0から10の梯子を想像してもらうものです。
0段が最悪の人生、10段が最高の人生。
今あなたは何段目にいるか、5年後はどの段にいると思うか。
日本では、今より未来の方が悪くなると答える人が多いのです。
今あまり不幸せではない人でも、より暗い未来を想像してしまう。
人間は、そういうふうに作られているのだと思います。
今が不安な人ほど、その不安が将来もっと広がると感じてしまう。
面白いのは、東南アジアの国々は5年後の幸福予想がとても高いことです。
今は厳しいけれど、将来は明るくなる。
そう信じられているのです。
同じ「今」を生きていても、未来の見え方はこれほど違います。
日本は、今もダメだし将来もダメだという感覚に沈みがちです。
久田晃不安の正体は、高齢化ではないのかもしれない
少子高齢化の話になると、高齢者が増えるからだと語られます。
だから若者が割を食う、と。
けれど私は、そこが本当の原因ではないと思っています。
もっと身近なところに、生きづらさの種があるのではないでしょうか?
ルッキズム、SNS、誰かと絶えず比べられる毎日。
こうしたものが、人を少しずつ追い詰めているのだと思います。
そして、歳を取ればもっと悪くなるだろうと感じてしまう。
不安の正体は数の問題ではなく、心の問題に近いのかもしれません。
- ● 比べられ続けて、自分の価値を見失う
- ● 今が不安だから、未来も暗く見える
- ● 生きづらさが、産み育てる希望を奪っていく
だから私は、こう考えています。
今を生きる人が幸せにならない限り、少子高齢化をいくら改善しても意味がない。
まず自分が幸せになる、という順番
まだ生まれていない人のことを考える。
それももちろん大切なことだと思います。
けれど、それより先にやることがあるのではないでしょうか?
いい意味で自分中心になり、今の自分が幸せになること。
これが、長い目で見れば一番優先順位が高いのだと思います。
自分が幸せでないのに、他人の幸せを本当に願えるでしょうか?
たとえば、あなたの手元に100円しかなかったとします。
その状態で、誰かに90円のお菓子をごちそうできますか?
1000円持っていれば、できるかもしれません。
でも残り10円になる行動を取れる人は、なかなかいません。
まず自分のことを考える。それは人として自然なことです。
幸せも同じで、自分が満たされて初めて人に分けられるのだと思います。
私自身、経営をする中でこれを痛感してきました。
人を助けたい、社会の課題を解こうと前のめりになるほど、自分のことは後回しになっていきました。
そうして余裕を失うと、人に優しくする力まで枯れていく。
自分を満たすことは、わがままではなく土台づくりだと気づきました。
- ・誰かを幸せにしたいなら、まず自分の機嫌を取る
- ・未来の不安より、今日の小さな満足に目を向ける
- ・比べる相手を、他人から昨日の自分に変えてみる
久田晃まとめ
今回は、日本の幸福度の低さと、まず自分が幸せになることについてお話ししました。
少子高齢化という大きな課題の根っこには、今を生きる一人ひとりの生きづらさがあります。
私が解きたいのは、その本質的な課題です。
なりたい自分になれる社会は、今日の自分を満たすことから始まるのだと思います。
あなたも、人のためを思う前に、まず自分を幸せにしてあげてはいかがでしょうか?
比べ続ける生きづらさが原因で、まず自分が満たされる順番が要ります。
幸せは、満たして初めて人に分けられる
