
思考と哲学
30代で精神科に行った話|ASDと診断されて楽になった理由
投稿 2026.10.15 06:31
私はASD、アスペルガーという症状を持っています。
自分の感覚では、そこまで強いほうではないと思っています。
ただ、これは自己判断ではありません。
都内の信用できる精神科に行って、はっきり言われたことです。
今回は、その病院に行くことになった経緯を書きます。
久田晃2回行って、2回とも同じことを言われました
私は、本当に私はASDでアスペルガーなんですか、と直接聞きました。
返ってきた答えは、やっぱりそうですでした。
その後も通院していて、2回行って2回とも同じ診断でした。
だから、間違いないんだと思っています。
症状の一覧を見ると、確かに自分だなと思うところがいくつもあります。
コミュニケーションのやりづらさは、ずっと持っています。
人と目を合わせない、というのも当てはまります。
それでも私は、そこが悪いとはまったく思っていません。
目を合わせないのも、会話が噛み合わないのも、直そうとした時期はありました。
ただ、直そうとするほど人と会うのが怖くなっていきました。
むしろ、自分の特徴として受け入れています。
特徴に名前が付いた日から、自分を責める理由が一つ減りました。
病院に行ったきっかけは、朝起きられなくなったことでした
そもそも病院に行ったのは、ちょっとうつっぽくなった時期があったからです。
30代の中盤ぐらいの頃でした。
当時の私は、恋愛の攻略とマッチングアプリをガンガンやっていました。
そこに人生をかけていたので、とにかく頑張りすぎたんですよね。
そのうち、朝が起きられなくなりました。
起きるのが本当に遅くて、夕方になっていることも普通にありました。
その時間に起きれば、当然その夜も眠れません。
眠れないから翌日も遅い、という繰り返しに入っていきました。
そんな日々を過ごしていた時期が、私にはあります。
病院では睡眠薬などをいろいろ出してもらいました。
半年ほどかけて、ようやく普通の生活に戻れました。
正直に書くと、あの期間はかなりしんどかったです。
やる気の問題だと思っていた時期が、一番苦しかったです。
自分を怠け者だと決めつけて、そこからさらに落ちていきました。
病院に行こうと決めたのは、その落ち方が止まらなくなったからです。
誰かに勧められたわけではなく、行くと決めたのは自分です。
たまたま、そういった病院があると以前に聞いていました。
そこを紹介してもらう形で、通い始めました。
なぜうつっぽくなったのか、理由がはっきりしました
私が一番ありがたかったのは、原因を言葉にしてもらえたことです。
精神科の方から言われたのは、次のような話でした。
ASD、アスペルガーを持っていると、殻に閉じこもりやすい。
要は、頑張りすぎて潰れてしまうタイプだということです。
症状の一つに、一つひとつのことに執着して猛烈に集中する、というものがあります。
私は、まさにそこに当たっていました。
好きなことなら、めちゃくちゃ集中できてしまうんですよね。
それをやりすぎて、完全に燃え尽きた状態になります。
そこから、うつっぽいところへ落ちていきました。
この説明を聞いたとき、意外なほど納得できました。
自分の性格が弱いからではなく、集中の仕方に癖があるだけだったからです。
原因が分かれば、次に同じ落ち方をしそうな場面も見えてきます。
今も、好きな仕事が続いた週ほど注意するようにしています。
久田晃今は朝にブログを書いています
夕方に起きていた頃の私と、今の私はほとんど真逆です。
今は朝の時間に、こうしてブログを書いています。
自分でも、よくここまで来たなと思います。
半年の過程で一番大きかったのは、薬そのものではありませんでした。
生活リズムです。
ここが大きく変わったことで、他のものが後から追いついてきました。
大事にしているのは、どの時期も否定しないことです。
起きられなかった時期を、なかったことにはしたくないんですよね。
あれがあったからこそ今がある、と思いたいと考えています。
特徴そのものは、今も何一つ変わっていません。
変えたのは、その特徴とどう向き合うか、どう使うかのほうだけです。
集中しすぎる癖は、放っておけば私を潰します。
その代わり、向ける先を決めておけば一番の武器になります。
だから今は、朝のうちに使い切るように置いています。
夜に持ち越すと、そのまま眠れない側へ戻ってしまうからです。
時間帯を決めるだけで、同じ癖がまったく別の働きをしてくれます。
別に困らなくてもいいな、というのが今の正直な気持ちです。
- ・不調の原因を、性格ではなく仕組みとして見てみる
- ・自分の特徴を、消す対象ではなく使う対象として置く
- ・集中しすぎる癖は、向ける先と時間帯を先に決めておく
まとめ
今回は、30代で精神科に行ったときの話をしました。
頑張りすぎて朝が起きられなくなり、半年かけて戻ってきました。
そこでASDとアスペルガーという言葉を、自分の特徴として受け取りました。
私が事業でやりたいのは、なりたい自分になれる社会をつくることです。
なりたい自分になるのに、特徴を消す必要はないと思っています。
消そうとするから、自分を責める時間だけが増えていきます。
私は消すのをやめて、向ける先を決めるほうに切り替えました。
あなたが今、直そうとしているものは、本当に直す必要があるものでしょうか?
久田晃特徴は消すものではなく、向ける先を決めるものです。
否定しないで使う
