経営者の器が売上を決める理由
今日は「経営者の器=売上」について話す。俺はこれをマジで実感している。
器が小さいと売上も小さくなる。なぜか。器が広くないと、他者の失敗を許せないし、自分の非も認められない。期待どおりに動けない人や顧客に対して、器の大きい対応ができないからだ。
そうなると周りには、自分がコントロールできる人だけが残る。
結果、俺が気に入る人、相手も俺を気に入る人──その狭い範囲でしか関係が築けなくなる。
それで事業が回るならいい。だが、器が広ければ受け入れられる人が増える。広ければ広いほど、可能性も広がる。ただし、自分の健康や大切な軸を削るほど無理をする必要はない。ここは誤解しないでほしい。
それでも俺は、経営者にとって「器を広げる」は必須の要素だと思っている。小さなことにアーダコーダ言い続ける人で、大きな売上を上げ続ける人を俺はほとんど見たことがない。
器と売上が直結する仕組み
経営者は、事業のすべての決定権を持つ。採用・顧客対応・商品設計・価格・投資・撤退──すべてだ。
器が小さければ、受け入れられる人やお金の“器”も小さくなる。その器では、社会を伸ばす、仲間を育てる、大きな価値を循環させるのは難しい。
俺の反省:営業の場で器が試される
※営業=サービスや商品を提案して購入を促す活動。
俺は昔、器が小さかった。今も時々そう感じる。
恋愛コンサルを軸に事業を運営しているが、面談を申し込んでくれた方に営業をする時、時間に遅れたり、すぐには売上につながらなさそうな相手に対して、対応が冷たくなることがあった。明らかに早く切り上げようとしたこともある。
もし俺の器が大きければ、誰に対しても同じクオリティで接する“余白”を持てたはずだ。その場で成約※につながらなくても、いい印象で終われたかもしれない。
※成約=商談が成立して契約に至ること。
「その場で売上に直結しないから雑に扱う」──これは器が小さい。俺はそう気づいて、徐々になくしてきた。今は大幅に改善したが、まだもっと大きくできると思っている。
そして、客観的に見た時に思う。もし従業員や顧客が、あの時の俺の対応を見たらどう感じるか。
おそらく「小さい男だな」と見えるはずだ。実際、俺もそうやってしまっていた。
人は感情で動く。性格や価値観の上に、その場の感情が乗っかる。頭では「正しい行動」を分かっていても、その瞬間に実行するのは難しい。俺も、まだ完璧じゃない。
「UKERU合同会社」に込めた意味
俺は、自分の弱さをUKE(受け)入れることが足りないと何度も痛感した。小さいことで怒ったり、顧客がうまくいかないときに強めに言ってしまうことが、たまにある。
だから社名に「受ける」を選んだ。面白いというニュアンスもあるが、自分も他人も“受け入れる”という意味を込めている。
明日の俺、あさっての俺は、今日の俺よりも受け入れられる人間になっていたい。そう思いながら日々生きている。
定義:俺にとって「器が大きい」とは何か
定義:自分や他者の失敗も成功も受け入れ、その場で人が喜ぶ言動を選べる状態。
ここで言う「人」には、自分も他人も含む。相手が失敗しても、その人にとって優しい・尊敬できると思える行動を取れるかどうか。俺はここを基準にする。
器が小さい経営者には、人もお金も集まらない。受け皿が小さいからだ。器が大きければ大きいほど、人もお金も集まる。俺はそう信じている。
俺なりの結論
これから俺は、器が大きいと言われる行動を選ぶ。
その場で人が喜ぶ言動を選ぶ。失敗も成功も受け入れる。自分も他人も、だ。
そうやって器を広げていくことが、売上を大きくし、仲間を増やし、社会に価値を巡らせる最短ルートだと、俺は本気で思っている。


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