以前ブログで「正しいものには価値がない」とお伝えしました。
少し不思議な言い方に聞こえるかもしれない。
AIの進化によって、正解を見つけること自体の価値がどんどん下がっているからです。
一時期、何でも調べれば分かると思っていた。考えるより先に検索していた。気づいたら、自分の意見が出てこない人間になっていた。「あなたはどう思う?」と聞かれた時の空白が、今でも恥ずかしい。
久田晃「正解を知っている」だけでは差がつかない時代になった
以前は、正解や正しい情報を見つける作業そのものが難しかった時代がありました。
正解を見つけて「そうか」と納得し、それをもとに行動する。
その流れが当たり前のプロセスでした。
昔は正解を知っているだけでも価値がありました。
情報を教えたり発信したりするだけで意味があった。
ところが今は、一瞬で正解がわかります。
AIをはじめさまざまなツールが、正解にたどり着くまでの時間を大幅に短縮してくれています。
良い情報がすぐに手に入る。それ自体はすごいことです。
ただ、問題はその先にあります。
正解がわかった後に、行動するかどうか。
そこだけが残された問いです。
正解を知っていても動かなければ、まったく意味がありません。
これは私自身が本当に感じることで、かく言う私もその一人です。
正解を見つけるまでのロードマップは短縮されても、失敗を恐れて動けない状況は変わっていないのです。
久田晃正解があふれるからこそ、失敗と遠回りに価値が生まれる
もう一つ、気づいた逆説があります。
正しい情報が簡単に手に入るがゆえに、失敗に対するネガティブな感情がより強化されているように感じます。
「正解があるのだから、失敗してはいけない」という感覚です。
しかし私は逆である。
正解が世の中に溢れているからこそ、逆に非効率なことや遠回りに価値が生まれます。
失敗したり、遠回りしたりするプロセスに、誰もが見落としている本当の価値があるのです。
- ● 失敗することで、行動する力が鍛えられる
- ● 遠回りのプロセスで、本当の経験値が積まれる
- ● 非効率な挑戦にこそ、手に入るものがある
私の専門分野であるマッチングアプリで話すと、わかりやすいかもしれない。
うまく運用すれば、マッチングアプリでは多くの女性と出会うことができます。
ところが、あえて街コンや合コンに参加するのは一見すると非効率に見えます。
でも実際には、マッチングアプリでは絶対に身につかない能力が身につくのです。
そしてそこには必ず、アプリよりも多くの失敗が訪れます。
その失敗への挑戦が、非常に大事なのである。
- ・正解を知ることに時間をかけすぎていませんか
- ・失敗することを恐れて、動けていませんか
- ・遠回りに見えることをうまく避けていませんか
失敗や非効率に見えることへの挑戦こそ、今の時代に最も価値のある行動かもしれない。
私自身、30歳で上京したとき、正解なんて何もわからないまま行動し続けた時期があります。
トレーナーとして働き、営業として動いた。
その中で失敗を繰り返してはじめて、腹の底から行動できる人間になれた実感がありました。
プロセスを踏んでいく価値は、正解を知ることとはまるで次元が違う、と今は確信しています。
久田晃まとめ
今回は、AIが正解をあふれさせる時代と、失敗や遠回りの価値についてお話ししました。
AIによって正解はあっという間に手に入るようになりました。
でも、行動できるかどうかは何も変わっていない。
そこに問われているのは、知識でも情報でもなく、プロセスを踏む胆力である。
一人ひとりが動き、失敗を重ね、変化を受け入れていく。
その積み重ねが、「なりたい自分になれる社会」への道だと私は信じています。
今日から何か一つ、失敗を恐れずに踏み出してみませんか?
正解が手に入る時代だからこそ、失敗と遠回りに本当の経験値が積まれます。
今日の一歩が、明日の自信に。




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