
経営と事業
業務委託の募集文で応募が4倍になった|私がやめた3つのこと
投稿 2026.09.26 06:11
今回は、業務委託の募集をどうやってやっていたかというお話をしたいと思います。
クラウドワークスやランサーズ、はたまた他のところですね。
ネットでよく業務委託の募集をしていたのですが、最近はもう固定でお願いしているので、募集自体はしていません。
ただ、あの時期に募集文を書き直したことは、私にとってかなり大きな分かれ目でした。
書き足したのではなく、書くのをやめたことのほうが効いたからです。
久田晃募集文は、足すより削ったほうが人が集まる
募集文を書き直した結果、私の体感では応募の数が4倍ほど変わりました。
やったことは、うまい言葉を足すことではありません。
自分の募集文から、要らないものを3つ消しただけです。
最後に募集をかけたのは半年ほど前でしたが、その時は1件の案件に100人以上の応募がありました。
数を集めることが目的ではないのですが、選べる状態になるかどうかは、その後の仕事の質にそのまま出ます。
募集文は、伝える量ではなく、読む人との距離で決まるのではないでしょうか?
なぜ、丁寧に書いた募集文ほど読まれないのか
たくさんの募集欄を見ていると、思うことがいっぱいあるんです。
どれも失礼のないように、きちんと書かれています。
ただ、きちんと書こうとするほど、文章は長く、固くなっていきます。
読む側は、たくさん並んだ募集の中から自分に合うものを探しています。
その状況で長い文章を最後まで読んでもらうのは、正直かなり難しいのではないでしょうか?
私も最初は探り探りで、ありきたりな感じで書いていました。
丁寧に書けば伝わると思っていたのですが、実際には誰の心も動いていなかったのだと思います。
私が募集文からやめた3つのこと
自分の募集文と他の方の募集欄を見比べて、共通していたことが3つありました。
私はこの3つを、すべて消しました。
消した順に書いていきます。
1長すぎること
まず、募集要項が長いんですよ。
条件も、業務内容も、注意事項も、すべて書いておきたくなる気持ちは私にもよく分かります。
ただ、書けば書くほど読まれない量になっていくのだと思います。
2固く書きすぎて、距離が遠いこと
2つ目は、距離が遠いことです。
固く書きすぎていて、どんな人が出しているのかが見えてこないんです。
読む側からすると、これから一緒に働くかもしれない相手の顔が浮かばないまま応募することになります。
私自身、固く書くほど安心していたのですが、実際は逆だったのだと思います。
3自分を出していないこと
3つ目は、自分を出していないことです。
自分が出ていないので、他の募集の中に埋もれてしまいます。
たくさんの募集が並ぶ中では、正しく書けているかよりも、誰が出しているかのほうが先に見られています。
久田晃消したあとに、私が書き足した書き方
3つを消したあと、書き方そのものを変えました。
難しいことは何もしていません。
イメージとしては、YouTubeの挨拶に近い温度で書くという感じです。
1印象を明るめに、話す言葉で書く
まず、印象を明るめに振りました。
書き言葉ではなく、話す言葉で書くようにしています。
堅苦しさが抜けるだけで、読む側の身構えがなくなるのではないでしょうか?
2結論を先に書く
次に、結論を先に書くようにしました。
何をやってほしいのかを、いちばん最初に置きます。
前置きから入ると、そこで読むのをやめられてしまうからです。
3人間味が出るように、端的に短く
最後に、人間味が出るように分かりやすく端的に書きました。
文章はなるべく短めにしています。
短くすると、必要なことしか残りません。
残ったものに、書いた人の温度が出るのだと思います。
- ● 印象は明るめに、話す言葉で書く
- ● 何をやってほしいのかを最初に置く
- ● 人間味が出るように短く端的に
書き直す前と、書き直したあとの違い
同じ案件でも、募集文が変わるとまるで別の反応になりました。
何が変わったのかを、並べて整理してみます。
言葉の量ではなく、置き場所が変わっただけだと分かっていただけると思います。
| 比べる点 | 書き直す前 | 自分を開く |
|---|---|---|
| 文の量 | 網羅した長文 | 必要分だけの短文 |
| 言葉づかい | 固い書き言葉 | 明るめの話し言葉 |
| 先頭の中身 | 会社の前置き | 依頼したい中身 |
| 出し手の顔 | 見えないまま | 人柄が見える状態 |
| 応募の数 | 数件どまり | 体感で約4倍 |
人が集まってからのほうが、実は難しい
ここまで募集文の話をしてきましたが、正直に書いておきたいことがあります。
募集文を直せば、人は集まります。
ただ、集まったあとに続くかどうかは、まったく別の話でした。
2024年の夏のことです。
セミが鳴いていて、部屋のクーラーをずっと効かせていた時期でした。
私にとって初めての業務委託の方が、1ヶ月で破談になりました。
最後に届いた連絡は「体調不良のため」という一言だけでした。
画面を見ながら、しばらく何も返せませんでした。
あとから振り返ると、原因は相手ではなく私の側にありました。
報酬の置き方が雑で、言葉が強く、意見を言いづらい雰囲気を私が作っていたのだと思います。
ただ、あまり自責を突き詰めすぎると疲れてしまうので、最後はまぁいいかと口に出すようにしています。
募集文は入口を広げるだけのものです。
入ってきた方と続くかどうかは、入ったあとの扱い方で決まるのではないでしょうか?
- ・募集文は入口。続くかどうかは入ったあとで決まる
- ・報酬の置き方を、募集の段階で自分の中で決めておく
- ・意見を言いづらい空気を作っていないか、自分に聞く
よくある質問
Q. 募集文はどれくらいの長さがいいのでしょうか
A. 基本的には、短ければ短いほどいいと私は思っています。
読む側はたくさんの募集を流し見しているので、長い時点で読まれない可能性が上がります。
ただ、ここは臨機応変でいいと思います。
専門性が高い仕事や、条件を先に伝えないとお互いに困る仕事なら、長くなっても構いません。
目安であって決まりではない、くらいに考えておくといいのではないでしょうか?
Q. 話し言葉で書くと、軽く見られないでしょうか
A. 私の場合は、軽く見られることはありませんでした。
むしろ、どんな人が出しているのかが伝わるぶん、話が早くなったように感じています。
ただ、絶対にそうというわけではありません。
お客様の名前を出す仕事や、堅い業界向けの案件では、落ち着いた書き方のほうが合う場面もあると思います。
Q. 応募が集まったあとは、どう選んでいるのでしょうか
A. 私は経歴よりも、やり取りの温度を見ています。
100人以上の応募があった時も、実績の並びで順位を付けたわけではありませんでした。
こちらの募集文をちゃんと読んだ上で返してくれているかどうかが、いちばん分かりやすい判断材料になります。
とはいえ、これも人によって基準は違って構わないと思います。
まとめ
今回は、業務委託の募集文で私がやめた3つのことについてお話ししました。
長すぎること、固くて距離が遠いこと、自分を出していないこと。
この3つを消して、明るい温度と結論を先に置き直しただけでした。
私が事業を通してやりたいのは、なりたい自分になれる社会をつくることです。
一緒に働く方にとっても、そこは同じであってほしいと思っています。
募集文に自分を出すというのは、先にこちらが開くということなのだと思います。
開いた分だけ、開いてくれる方が来てくださるのではないでしょうか?
あなたも一度、自分の募集文を短くしてみてはいかがでしょうか?
久田晃募集文は、削るほど人が集まるのだと思います。
短く、自分の言葉で
