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動画の外注でイメージがズレない渡し方|指示書と最初の10秒で決まる

経営と事業

動画の外注でイメージがズレない渡し方|指示書と最初の10秒で決まる

投稿 2026.09.30 05:53

私はもともと動画を自分で作っていて、途中から外注するようになりました。

やってみて分かったのは、動画の外注は奥が深いということです。

こちらのイメージと、制作してくれる方のイメージがズレると、まるで方向の違う動画が出来上がります。

動画は作るのが大変なので、方向が違うと依頼した側も依頼された側も消耗します。

今回は、私がそこで何をやってきたのかという話です。

久田晃久田晃
動画の外注、雰囲気のまま頼むと本当にズレるんですよね。私も一度、10秒見て違うとなりました
久田晃

この記事を書いた人

久田 晃

ひさだ あきら

UKERU合同会社 代表

1988年生、38歳。UKERU合同会社 代表。

医療従事者・パーソナルトレーナー・営業を経て2024年3月に創業。

自己改革と後世にスキルを伝承するために2年間の徹底した実践で恋愛とコミュニケーションを鍛える。

個人の変化が少子高齢化の本質的な改善につながると信じ、サービス開発と発信を続けている。

目次

動画の外注は、指示書を完全に渡すかどうかで決まる

色々やってきた末に、私が行き着いた答えはこれです。

指示書を完全に渡すこと。

これが、めちゃくちゃ重要だと思っています。

かっこいい感じに、可愛い感じに、という頼み方をやめる。

それだけで、出来上がってくるものが変わります。

ズレるのは相手の力量ではなく、こちらが渡した紙の粗さなのではないでしょうか?

ズレた時、両方が消耗する

方向が違う動画が上がってきた時、こちらは正直こう思います。

いや、これ全然違うじゃん、と。

ただ、依頼された側からすれば言い分があります。

言われた通りに作ったんだけどな、です。

どちらも悪くないのに、どちらも消耗する。

動画は作業量が大きいぶん、このダメージがとにかく大きいんです。

だからこそ、作り始める前で勝負が決まっていると思っています。

指示書に何を書いたか

私が渡していたのは、誰が見ても同じ絵が浮かぶ紙です。

感覚の言葉を、全部数字と固有名に置き換えていきます。

実際に書いていたのは、こういう粒度でした。

1数字で書けるものは全部数字にする

  • ● このフォントを、このサイズで、このタイミングで出す
  • ● 5秒に1回は効果音を出す
  • ● 1分に1回は動画を差し込む
  • ● ズームアップを2分間に1回入れる

この粒度まで落とすと、解釈の幅がほとんどなくなります。

2理想の動画を3つ渡す

紙だけでは、どうしても伝わらない部分が残ります。

なので、今まで自分が作ってきた動画を渡します。

世に出ているYouTubeの動画でも構いません。

このようなイメージです、という見本を3つほど渡すと、かなり固まります。

3質問を5つ、強制的に出してもらう

最後に、口頭でやり取りをして質問してもらいます。

ここがポイントで、何かあったら質問してください、では聞いてこないんです。

分からないことがあれば聞いてください、と言っても、多くの方は結局聞いてきません。

なので私は、5つ質問してくださいと強制します。

絞り出してもらうことで、ズレの芽がかなり消えます。

久田晃久田晃
質問は何かあればどうぞ、じゃ出てこないんですよね。だから5つ出してくださいと強制しています

一気に作らせない。まずは最初の10秒だけ

ここまで準備しても、最初から全部作ってもらうことはしません。

まずは最初の10秒だけ作ってもらいます。

冒頭の方向が合っていれば、ここから1分、2分、3分と進めてもらえます。

逆に、10秒の時点でなんか違うなとなれば、その10秒を直せば済みます。

このやり方に行き着いたのは、実際にそれが起きたからです。

上がってきた10秒を見て、これは違う、となったことが実際にありました。

もしあれが5分の完成品で上がってきていたら、と思うとぞっとします。

相手の作業も、こちらの時間も、まとめて溶けていたはずです。

この形にしてからは、ほとんどズレがなくなりました。

実際、これで一つのチームの方に1年、2年と依頼していた時期があります。

直しを伝えるのは、最大3つまで

10秒を見て違うと感じた時、どう伝えるかも決めています。

言い方はシンプルです。

ちょっとイメージが若干違うので、ここと、ここと、ここを直してもらっていいですか?

これだけです。

大事なのは、直してもらう箇所を最大3つまでに絞ることです。

気になった点を一気に伝えすぎると、相手がテンパってしまうんですよね。

全部直してほしい気持ちは分かります。

ただ、10個渡された側は、どれが本当に大事なのかが分からなくなります。

3つに絞るのは、相手のためであり、結果的にこちらのためでもあると思っています。

  • ・感覚の言葉は、数字と固有名に置き換える
  • ・質問は5つ、強制的に出してもらう
  • ・直しの指摘は、一度に最大3つまで

雰囲気で頼む場合と、言葉を定義して頼む場合

同じ動画1本でも、渡し方でここまで変わります。

私が実際に体感した差を並べてみます。

金額の話ではなく、お互いの消耗の話です。

比べる点 雰囲気で頼む 言葉を定義する
依頼の言葉 かっこいい感じで 秒数と回数の指定
見本の有無 口頭の説明のみ 理想の動画3本
着手前の質問 ゼロのまま開始 強制で5つ
最初の納品 完成品まるごと 冒頭10秒だけ
ズレた時の傷 数日分の作業 10秒分の直し

よくある質問

Q. 指示書はどこまで細かく書けばいいのでしょうか

A. 誰が見ても同じ絵が浮かぶところまで、が目安です。

かっこいい、可愛い、といった言葉が残っていたら、まだ足りていないと考えていいと思います。

ただ、最初から完璧な紙を作る必要はありません。

1本目で出た質問5つを書き足していけば、2本目からはかなり楽になります。

Q. 相手が経験豊富なら、細かく指示しないほうがいいのでは

A. 経験があるからこそ、その方なりの正解を持っています。

なので、こちらの正解を先に渡しておかないとズレます。

とはいえ、ここは臨機応変でいいと思います。

任せたほうが良いものが上がってくる方もいるので、その場合は枠だけ決めて中は預ける形にしています。

Q. 10秒だけ作ってもらうのは、相手に失礼ではありませんか

A. 私は、むしろ逆だと思っています。

全部作ったあとで方向が違うと言われるほうが、相手にとってきついはずです。

最初に理由を伝えて、10秒で一度すり合わせたい、とお願いすれば嫌がられたことはありません。

お互いの作業を守るための工程だと考えています。

まとめ

今回は、動画編集を外注する前に私がやっていた準備の話をしました。

指示書を完全に渡し、理想の動画を3つ添え、質問を5つ強制する。

そして、まず10秒だけ作ってもらい、直しは最大3つまで伝える。

これは動画に限った話ではないと思っています。

雰囲気やなんとなくや主観ではなく、言葉を定義すること。

かっこいいとは何か、可愛いとは何か。

そこがズレていると、どこまで丁寧に頼んでもズレた成果物が返ってきます。

私が事業を通してやりたいのは、なりたい自分になれる社会をつくることです。

一緒にやってくれる方が力を出せるかどうかも、こちらの言葉次第だと思っています。

ちなみに今は、動画をClaude Codeで作っているので外注はしていません。

ただ、相手がAIに変わっても、やることは同じでした。

あなたも次に何かを頼む時、かっこいいを一度だけ翻訳してみてはいかがでしょうか?

久田晃久田晃
相手がAIに変わっても、やることは同じでした。結局は言葉を定義できるかどうかなんですよね

ズレるのは相手ではなく、渡した言葉のほうです。

まず10秒で合わせる

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