マッチングアプリって、出会いの「一手段」でしかないんですよ。
たまに、
「出会い=マッチングアプリでしょ」
「マッチングアプリでダメだったら、もう出会いなんか無理じゃん」
みたいに思ってる人いるけど、それは完全に間違いです。
出会い全体をざっくり分けると、こんな感じ。
- 自然な出会い(オフライン)
学校、職場、友達の紹介、サークルなど - 自然な出会い(オンライン)
SNS(X, インスタ)、ゲーム、配信など - サービスを使った出会い
アプリ、婚活パーティー、相談所など
つまり、「出会い=マッチングアプリ」って思ってるのは危険で、
あくまで“構造の中の一部”にすぎないんです。
しかも、その一部だけを強化したところで、
出会い全体の構造は良くならないんですよ。
アプリの貢献と「不都合な真実」
で、アプリにもメリットはもちろんあります。
出会いの“母数”を増やした点や、昔なら出会わなかった人と繋がれる点。
ここは完全にインフラとしての貢献です。
でも、ここからが問題。
結婚できる人がアプリで便利になっただけで、
結婚できない人たちを救えてるわけじゃないんです。
マッチングアプリが抱える6つの構造的問題
じゃあ、マッチングアプリはなぜそこまで偏ってしまうのか?
ここからは構造的な問題です。
1つ目。分配の偏りがヤバい。
「いいね」とか「マッチング」って、
ほぼ一部の人に集中して、その他大勢には全然届かないっていう非対称構造。
海外の研究でも確認されていますが、
上位2〜3割の人が“モテを総取り”してる状態です。
2つ目。ガチャ的UXと比較地獄。
無限スワイプ、無限候補。
「もっといい人いるかも?」って感覚が止まらない。
選択肢が多すぎると、人は決められなくなるし、満足度も落ちるんですよ。
3つ目。自己肯定感・自己効力感へのダメージ。
・いいねが来ない
・マッチしても返信来ない
・やっと会えたと思ったらフェードアウト
こういう体験を繰り返すと、
「やっぱり自分はダメなんだ…」って誤学習が起きやすい。
特に、もともと自己肯定感が低い人にとっては、ほんとに毒になりやすいんですよ。
4つ目。ビジネス構造と社会課題のズレ。
アプリの収益って、「ユーザーが長く課金してくれること」で成り立ってるんですよ。
つまり、ユーザーがさっさと結婚して幸せになったら、アプリ会社としては損なんです。
社会としては「結婚してほしい」、でもアプリ会社は「課金してほしい」。
ここに矛盾したインセンティブがあります。
5つ目。安全性と目的の非一致。
既婚者、遊び目的、詐欺、宗教、業者…
いろんな人が同じ土俵にいるから、マジでカオス。
「真面目に恋愛したい人」ほど、損をしやすい構造です。
6つ目。恋愛の準備ができてない人まで戦場に連れ出されている。
本来は、行動力や対話力、自己肯定感といったOSから整える必要がある人たち。
そういう人を一番消耗させてるのが、マッチングアプリの現場なんです。
課題のまとめ:アプリは救世主ではない
まとめると、マッチングアプリは出会いの量は増やしたけど、
「恋愛弱者」や「未婚化の本質的な改善」にはつながっていない。
課題として圧縮するとこうです。
つまり、マッチングアプリって、
「出会える人は、さらに出会える世界」は作ったけど、
「もともと出会えない人が報われる世界」にはしてない。
これが、俺がずっと言ってることです。


コメント