
経営と事業
経営の目的を一文で決めた|自分らしく豊かに生きるための7つの状態
投稿 2026.11.02 05:37
経営について考えていて、私はある一文にたどり着きました。
経営の目的は、自分らしく豊かに生きること。
実はこの一文を書いたのは、これで2回目でした。
少し前にも、ほとんど同じ言葉にたどり着いていたんです。
同じことを2回書いたということは、借りてきた言葉ではなく、自分の言葉になってきたのだと思います。
会社を経営していると、売上や数字の話ばかりになりがちです。
今回は、私が経営の目的を一文で決めた理由と、その中身についての話です。
久田晃経営の目的は、自分らしく豊かに生きることだと思います
社員ゼロの小さな会社を経営している私の答えは、経営の目的は自分らしく豊かに生きることだ、というものです。
この一文には、2つの言葉の定義をつけています。
1つは、自分らしいとは、他人を気にせず、自分に素直でいられているか、ということです。
もう1つは、豊かとは、時間とお金と人に満足しているか、ということです。
豊かさをお金だけで測らずに、時間と人も同じ重さで並べたのがポイントだと思っています。
お金があっても時間がなければ、好きなことはできません。
時間があっても、関わりたい人と関われなければ、満たされた感じはしないのではないでしょうか?
自分らしい=他人を気にせず、自分に素直でいられているか豊か=時間・お金・人に満足しているか
目的を決めないと、数字が目的にすり替わる
なぜわざわざ目的を一文にしたのかというと、決めておかないと、いつの間にか数字が目的にすり替わるからです。
売上は大事です。
ただ、売上は目的ではなく、自分らしく豊かに生きるための手段の1つだと思います。
手段だったはずの数字を追いかけているうちに、気づけば時間も人間関係も削っていた、ということは十分に起こります。
正直に書くと、私も数字に振り回されそうになる日があります。
だからこそ、迷ったときに戻ってこられる一文を、先に決めておきたかったんです。
同じころ、もう1つ気づいたことがあります。
人を動かしたいなら、それ以上に自分が動くこと、という一文です。
経営者が自分の目的をはっきり持っていないのに、関わる人に目的を求めることはできないと思います。
まず自分が何のために経営しているのかを決めて、そのとおりに動くこと。
それが、人と一緒に何かをする前に、私がやっておくべきことでした。
私が決めた、満たされている7つの状態
目的を一文で決めただけでは、日々の判断にはまだ使いにくいです。
そこで私は、自分らしく豊かに生きられているとき、どんな状態になっているかを7つ書き出しました。
この7つが、私の判断の物差しになっています。
- ● 好きな時に好きなことができている
- ● 嫌なこと・しんどいことも解決できている
- ● 関わりたい人と関われている
- ● 三方よしが成立している
- ● 関わる人が幸せで、感謝され必要とされている
- ● 社会の課題解決ができている実感がある
- ● 今日までを振り返って悔いがないと思える
1選べている、夢中になれている、余白がある
1つ目の「好きな時に好きなことができている」には、事業もプライベートも含めています。
そして、その中身を3つの言葉で書き添えました。
選べている、夢中になれている、余白がある、の3つです。
好きなことをしていても、余白がまったくなければ、それは豊かとは言えないと思うんです。
2関わる人が幸せで、感謝され必要とされている
5つ目の「関わる人が幸せで、感謝され必要とされている」は、教える仕事をしていて特に強く感じることです。
受講生は一人ひとり違うので、その人に合わせたやり方に変えないと届きません。
そして受講生それぞれの視点から、そういう見方もあるのか、と気づかされることが本当に多いです。
教える側は渡しているつもりで、実際は受け取っている場面のほうが多いんですよね。
関わる人が幸せでいることは、私自身が豊かでいることと切り離せないと思っています。
久田晃3三方よしと、社会の課題解決
4つ目の三方よしと、6つ目の社会の課題解決は、自分だけが満たされても足りないという意味で入れています。
自分と相手と社会の3つがよくなって、初めて続けられる事業になると思います。
自分らしく豊かに生きるというのは、わがままに生きることとは違います。
物差しがあると、迷う時間が減る
7つの状態を決めてから、何かを決めるときの迷いが減りました。
新しい仕事を受けるか迷ったら、それで関わりたい人と関われるのか、余白はなくならないかを考えます。
売上が上がっても、関わる人が幸せでなくなるなら、それは私の目的から外れています。
逆に、すぐにお金にならなくても、社会の課題解決につながっている実感があるなら、やる価値があると判断できます。
7つのうちどれが満たされて、どれが削られるのかを見るだけで、答えはかなりはっきりします。
物差しがあると、迷っている時間そのものが、ずいぶん短くなるんです。
あなたにとって、満たされている状態とは、どんな状態でしょうか?
- ・目的を一文で書く
- ・その一文の言葉を自分で定義する
- ・満たされている状態を書き出して、迷ったら戻る
まとめ
今回は、私が経営の目的を一文で決めた話についてお話ししました。
経営の目的は、自分らしく豊かに生きること。
自分らしいは自分に素直でいられること、豊かは時間とお金と人に満足していることです。
私が事業でやりたいのは、なりたい自分になれる社会をつくることです。
なりたい自分というのは、誰かが決めた成功の形ではなく、自分で選んだ形だと思います。
だからこそ、まず私自身が自分の目的を決めて、そのとおりに生きてみたいと思っています。
あなたも、自分が何のために働いているのかを、一文で書いてみてはいかがでしょうか?
久田晃経営の目的は、自分らしく豊かに生きることです。
迷ったら一文に戻る
