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ビジネスとは何か|100円のものを100円で売るのはただの作業です

経営と事業

ビジネスとは何か|100円のものを100円で売るのはただの作業です

投稿 2026.11.06 06:12

100円で仕入れたものを、100円で売る。

これは、ビジネスと呼べるでしょうか?

私はビジネスとは何かを、自分の言葉で書き出してみたことがあります。

当たり前のようでいて、言葉にしようとすると意外と難しい問いだと思います。

書き出してみると、ビジネスと作業の境目が、自分の中ではっきりしました。

今回は、私が考えるビジネスの定義と、そこから決めた2つのやることについての話です。

久田晃久田晃
100円のものを100円で売るのって、実はビジネスじゃないと思うんですよ。そこに何を乗せるかなんですよね
久田晃

この記事を書いた人

久田 晃

ひさだ あきら

UKERU合同会社 代表

1988年生、38歳。UKERU合同会社 代表。

医療従事者・パーソナルトレーナー・営業を経て2024年3月に創業。

自己改革と後世にスキルを伝承するために2年間の徹底した実践で恋愛とコミュニケーションを鍛える。

個人の変化が少子高齢化の本質的な改善につながると信じ、サービス開発と発信を続けている。

目次

ビジネスとは、相手に+1円以上の価値を感じてもらう行為だと思います

社員ゼロで会社を回している私の答えは、ビジネスとは資源を使って相手に価値を届ける行為だ、というものです。

資源は、出し惜しみせずに使い切ることを前提にしています。

ここでいう資源とは、スキルや技術、物資、情報を指しています。

そして価値とは、需要と供給、競合、市場を踏まえたうえで、相手が感じるものだと思っています。

こちらがいくら価値があると言っても、相手がそう感じなければ価値にはなりません。

100円で仕入れたものを100円で売るだけでは、資源を使った形跡がありません。

それは、ビジネスではなく作業だと私は考えています。

101円以上の価値を感じてもらえて、初めてビジネスになるのではないでしょうか?

その+1円をどう乗せるかが、こちらの資源の使いどころなんです。

等価の取引は成立しても、次につながらない

等価で売ること自体が、悪いわけではありません。

100円のものを100円で買う人はいますし、取引としてはきちんと成立しています。

ただ、その取引は一過性で終わります。

損も得もしなかった相手には、次にまた来る理由がありません。

誰かに話したくなる動機もないと思います。

人が指名したり、誰かを紹介したりしてくれるのは、払った以上のものを受け取ったと感じたときだけです。

小さな会社にとって、指名と紹介は何よりもありがたい広がり方です。

だからこそ、等価で止まらずに、少しでも余剰を感じてもらうことを考えたいと思っています。

値段を上げる話ではありません。

同じ値段のままでも、相手が受け取るものを増やすことはできると思います。

やることは2つに集約される

ビジネスをこう定義すると、やることは2つにまとまりました。

どちらも特別なことではなく、毎日の仕事の中でできることです。

1今ある資源で出せる最大値を出し切る

1つ目は、今ある資源で出せる最大値を出し切ることです。

温存もしないし、言い訳もしません。

もっと人がいたら、もっとお金があったら、と考えたくなる日もあります。

でも、今の手持ちで全力を出すことでしか、次の資源は増えていかないと思います。

出し惜しみをした仕事は、相手にもきっと伝わってしまいます。

2目の前の相手を大事にする

2つ目は、目の前のお客様を大事にすることです。

そこで余剰を感じてもらえれば次につながり、資源が増えて、次はもっと出せるようになります。

反対に、目の前の相手を雑に扱えば、穴の空いたバケツと同じです。

いくら新しい資源を注いでも、消耗戦から抜けられなくなると思っています。

3+1円を乗せる、面倒で地味な行動

では、+1円はどうやって乗せるのか。

そして私はその答えを、大衆が面倒でやらない、価値のある行動をする、という原則にまとめました。

具体的には、こんな行動です。

  • ● 一人ずつ個別に返信する
  • ● 手間が見える一言を添える
  • ● 相手が言ったことを覚えていて、後から触れる
  • ● 小さな約束も必ず守る
  • ● 感謝や謝罪を、早く具体的に伝える

どれも面倒で、でも価値があって、積み上がっていくものです。

迷ったときは、これをやったら相手は私を覚えているか、と自分に聞くようにしています。

覚えてもらえる行動が、そのまま+1円になっているからです。

数千円の依頼を「まあいいか」で終わらせた私の失敗

ここまで書いておいて何ですが、私自身がこれをできていなかった時期があります。

以前、クラウドワークスで、スプレッドシートで簡単な行動入力のツールを作ってもらう依頼を出したことがあります。

ところが、私が思っていたものと、相手が思っていたものに大きなズレがありました。

提出されたツールを見て、私はこういう仕様でお願いしたかったんです、と伝えています。

返ってきたのは、依頼通りに作りました、という言葉でした。

内心では、いや、そういうことじゃなくて、と思っていました。

それでも、これ以上は話が通じないかもしれないと感じてしまい、詳しく説明するのをやめて、そのまま承認して終わらせたんです。

1か月ほど案件を後回しにしていたこともありました。

その結果、私はクラウドワークスで初めての最低評価を受けました。

数千円の小さな依頼だったので、どこかで、まあいいか、と思っていたんですよね。

もしこれが何十万円の案件だったら、同じ対応は絶対にしていなかったと思います。

金額で対応に差をつけていたこと自体が、私の器の小ささでした。

1円でも発生しているものは仕事であり、目の前の相手との大事な取引です。

それ以来、私は最初にお互いの認識をそろえることと、問題が起きたら自分から話し合う姿勢を見せることを決めています。

久田晃久田晃
数千円だからって、まあいいかで流したのがダメだったんですよ。金額で態度を変えた時点で、もう負けてたんですよね

まとめ

今回は、ビジネスとは何か、についてお話ししました。

ビジネスとは、自分の資源を使って、相手に+1円以上の価値を感じてもらう行為だと思います。

やることは、手持ちの資源で最大値を出すことと、目の前の相手を大事にすることの2つです。

私が事業でやりたいのは、なりたい自分になれる社会をつくることです。

そのためにはまず、目の前の一人に払った以上のものを受け取ってもらうことからだと思っています。

話はシンプルで、難しいのは続けることだけです。

あなたも明日の仕事で、面倒だけど相手の記憶に残る行動を一つ足してみてはいかがでしょうか?

久田晃久田晃
大きなことじゃなくていいんです。一言添えるだけでも+1円になります。それを続けるのがいちばん難しいんですけどね

ビジネスは、相手に+1円以上を感じてもらうことです。

面倒な一手間を続ける

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