私は「知る」ということを、とても大事にしています。
知ることに、喜びや幸せを感じるからです。
自分のことを知った時、人のことを知った時、解決策を知った時、誰かの痛みを知った時。
知ったという瞬間そのものに、非常に価値を感じます。
知るということが私の欲求であり、追求したくなるものなのです。
そして私が人と関わる時、大事にしていることがあります。
それが背景を知ることです。
医療の現場で患者の家族に怒鳴られたことがある。当時は理由が分からなかった。後から背景を知った瞬間、怒りが悲鳴だったと気づいた。申し訳なさで胸が痛くなった。見えていなかった自分を知ったのは、あの時だ。
久田晃「知る」という欲求が、私の根っこにある
人が何かを話している時、私は自然と「なぜそれが好きなんだろう」と考えます。
「どういった人生を歩んできたんだろう」と、背景を知ろうとします。
これが意識的なのか、知らないうちに身についたのか、正直判断するのは難しいです。
パッと聞かれると、「知らないうちにやっていた」と答えます。
ただ詳しく掘り下げると、そういった経験や体験が過去にあります。
それが自分にとって重要だったから、今こうなっているのである。
「知る」という欲求は、私の場合こういった形で出てきます。
- ● 自分のことを知った時
- ● 人のことを知った時
- ● 世の中の何かを知った時
- ● 解決策を知った時
- ● 誰かの痛みを知った時
これら全てに、喜びを感じます。
これが私の欲求の根っこにあるものだと、今は理解しています。
「背景を知ること」が、後天的に身についた理由
私はずっと、理学療法士、パーソナルトレーナー、営業、恋愛コーチ、恋愛サポートをしてきました。
どの仕事でも、人のことを聞く、共感する、ということを繰り返してきました。
そのうち、「この人の背景は何だろう」というのを無意識にやるようになっていました。
すべて後天的に身についたことです。
かつて私は、自閉症であり、アスペルガー症候群でもあります。
どちらかというと、人の気持ちがわからないと分類される側だと本当は思っています。
それでも後天的に、人の背景を知ろうとする姿勢を身につけることができました。
正直、自分でも不思議である。
でも、環境と経験が人を変えるというのは、私自身が一番よく実感していることです。
生まれ持った特性は変えられなくても、関わり方や姿勢は後天的に変えることができます。
久田晃背景を知ることで、解決の糸口が見える
今あなたがやっている行動には、何か理由があります。
その背景を知ってください。
もしあなたが人に指示をする立場で、言うことを聞かない人がいてイライラしているとします。
自分に対しても、誰かに対しても、その時に背景を知ろうとしてみてください。
なぜうまくいかないのか、なぜこの人は動かないのか。
背景を知ることが、解決につながることがあります。
パーソナルトレーナー時代に、なかなか結果が出ないクライアントがいました。
トレーニング内容の問題だと思っていたのですが、話を深く聞いてみると、仕事のストレスで睡眠が取れていないことが原因でした。
プログラムをどれだけ変えても、根本の背景を知らなければ意味がなかったのです。
その体験が、背景を知ることの大切さを私に教えてくれました。
- ・人が言葉にする前に、「なぜそう思うのか」を考えてみる
- ・うまくいかない時は「自分の背景」も振り返ってみる
- ・指示が通らない時は「その人の背景」を一度聞いてみる
まとめ
今回は、私が大切にしている「背景を知ること」についてお話ししました。
知るということは、単に情報を得ることではないと思っています。
自分のこと、人のこと、世の中のこと。全ての背景を知ろうとする姿勢が、関わり方を変えていきます。
「なりたい自分になれる社会をつくる」というビジョンも、一人ひとりの背景を知ることから始まると思っています。
背景を知ることで、人との距離は縮まります。
あなたの周りの誰かの背景を、今日一つだけ聞いてみてはいかがでしょうか?
久田晃背景を知ると、人への関わり方が静かに変わります。
まず一人に聞いてみてください。




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