
経営と事業
恋愛サポート業が世間から非常識に見られる7つの理由と、それでも誠実に進める意味
2026.07.26
UKERU合同会社のメイン事業は、恋愛サポートです。
毎日、恋愛に困っている方々の現場に立っているのですが、最近改めて気づいたことがあります。
それは、恋愛を学ぶ・教えるという行為そのものが、世間からは非常識と見られているという事実です。
私たちにとっては当たり前の事業ですが、外からはそう見えていない。
なぜそうなるのか、構造的な理由を整理した結果、7つに分解できました。
経営者として、この構造を正面から受け止めた上で、それでも続ける意味を改めて言葉にしておきたいと思います。
久田晃恋愛が「贅沢品」「うさんくさい」と見られる構造
まず、恋愛サポートが世間に届きにくい4つの構造的な理由をまとめます。
理由①|必須ではなく「贅沢」に分類される
食事や生活費のように、生きるために絶対必要なものではありません。
「ほっておけば、いつかはなんとかなる」と思えてしまう領域です。
お金を出して学ぶという発想自体が湧きにくいのではないでしょうか?
理由②|体系化・一般化されてこなかった
学校でも家庭でも、恋愛は教えられない領域になっています。
前提として、自分でなんとかするものという扱いになっています。
親が子に「いい人を見つけなさい」と言うのも、本人にとっては酷な話です。
「分かっているけど、できないからやっていない」というのが現実なのです。
出会いがないのではなく、出会いは世の中に溢れています。
出会いを「いい関係」につなげる方法が分からない。
これがほとんどの方の本当の課題ではないでしょうか?
理由③|商売として表に出にくい
広告も打ちづらく、うさんくさいというイメージが常につきまといます。
「恋愛なんて学ぶものじゃない」「一興でやるものだ」という感覚が根深いのです。
もともと自然にモテる人ほど、こう言いがちです。
悪気があるわけではありません。
ただ、「感覚でやればいい」「外見が良ければいい」という言葉が、学びたい層を遠ざけてしまう側面はあります。
理由④|失敗や成果が可視化されづらい
恋愛の結果は、本当にいろいろな要素が絡んで決まります。
ビジネスなら売上、勉強ならテストの点数で結果が出ます。
恋愛は「これをやったから結果が出た」と単純に言い切れない領域なのです。
数字で測れない以上、サポート提供者として打ち出せる「成果」も曖昧になりがちです。
「彼女ができた」「結婚した」と言っても、それが本当にこちらのサポートの結果なのか、誰にも切り分けられません。
本人の努力かもしれない、たまたまの出会いかもしれない。
そう考えるとサポート提供者の言葉は、どうしても弱くなる構造があります。
教える人がいない、変えられる範囲も限られているという宿命
残りの3つも、業界が抱えている根本的な制約に関わるものです。
理由⑤|教える人が圧倒的に少ない
うまくできている人ほど、教える動機が生まれにくい。
自分でできてしまうので、それを言語化して人に伝えるという経験を踏みません。
パーソナルトレーナーと同じで、教える資格の基準がない領域でもあります。
経営なら売上、英語ならTOEICのように実力が客観的に測れますが、恋愛では「モテる」の定義自体が人によって違います。
経験人数や交際歴は自己申告でいくらでも盛れてしまうので、本物と偽物が見分けにくい構造があります。
- ● 経営:売上で実力が見える
- ● 英語:TOEICで実力が見える
- ● 恋愛:実力を測る共通指標がない
理由⑥|過去の負の遺産
これまでの先発業者の中には、本当に良いものを世に出してきた方々もいます。
ただ、その反面で、悪いものも数多く出てきてしまいました。
悪い方が目立ってしまい、結果として良いものまで「うさんくさい」と一括りに見られてしまう構造ができてしまったのです。
理由⑦|コミュニケーション以外の変数が多すぎる
恋愛の結果には、外見・身長・体型・性格・経済力・住んでいる地域・年齢など、たくさんの変数が絡みます。
そのほとんどが、本人の努力で動かしにくい要素なんですよね。
「コミュニケーションだけ学んでも、結局そこは変わらないのでは?」という疑問も出てきやすい領域なんですよね。
ビジネスや英語のように、スキルと結果が一直線に結びつく構造なら、投資する価値が見えやすい。
恋愛は、その因果関係がシンプルではない領域だからこそ、「学ぶ意味があるのか?」が常につきまとうのです。
それでも誠実に発信を続ける、私の方針
ここまで7つの理由を並べると、商売として相当ハンデのある領域だということがよく分かります。
それでも、私はこの事業を続けます。
理由は、UKERU合同会社のミッションが、少子高齢化に付随する本質的な課題を解決することだからです。
恋愛で困っている方を放置しておくことは、社会全体の少子化にもつながっていく問題なのではないでしょうか?
であれば、誰かがこの領域を誠実にやり続けるしかないと、私は思っています。
久田晃具体的に大事にしているのは、3つです。
1つ目は、信念のある誠実な発信。
サービスを提供する側の理念に共感していただいた方に、納得して関わっていただく。
そこに恣意的な要素は絡めない、という方針を続けています。
2つ目は、透明性を出すこと。
「何をしているのか分からない業界」というイメージを、自分たちで一つずつ溶かしていく必要があります。
私自身、YouTubeでの発信の中で、ある話を繰り返しています。
コミュニケーションや人間関係構築のスキルが、恋愛以外でも活きるという話です。
「そういうことか」と気づいてもらえる場面を、なるべく多く作ることが透明性につながります。
3つ目が、私が一番大事にしているもので、それを学ぶことで、どんな未来が待っているのかを示すことです。
恋愛そのものを切り取るのではなく、恋愛がうまくいった先にどんな自分になるのか、人生がどう動いていくのか。
この未来の像をきちんと描くことこそ、贅沢品扱いされる業界で誠意を伝える唯一の方法だと、私は感じています。
- ・信念を込めた発信を、一貫して続ける
- ・何をやっているか見える発信で、業界の不透明さを溶かす
- ・学んだ先の未来を、具体的に描いて見せる
そして、全ての方を理解させようとは思っていません。
何かを発信すれば、いろいろな価値観の方がいて、判断は分かれます。
ただ、必要としている方には届けたい。それが私の中での経営の軸です。
久田晃まとめ
今回は、恋愛サポートが世間から非常識に見られる7つの構造と、それでも誠実に進めていく方針についてお話ししました。
以前の私は、救うという言葉がどうしても使えなかった時期があります。
「贅沢品」「学ぶものではない」とされてきた領域です。
だからこそ、誰かが誠実に、透明性をもって、未来を描いて発信する必要があるのだと思います。
この領域には、間違いなく困っている方がいて、本当の意味で人生を変えたいと思っている方がいるのです。
構造的なハンデがあることは事実ですが、それは商売をやらない理由にはなりません。
むしろハンデがあるからこそ、誠実な発信者にだけチャンスが残る、と捉えています。
私自身、まだまだ学びの途中で、毎日試行錯誤しています。
業界の構造を変えるには、結局のところ一つひとつの実績を丁寧に積み上げていくしかありません。
時間はかかりますが、ここに王道はないと感じています。
それでも、目の前の一人にとって意味のある事業であり続けるために、誠実な発信を続けたいと思います。
あなたが今、何かの分野で「世間から理解されにくい挑戦」をされているのなら、まず構造を分解してみてください。
そして信念をもって、続けてみてはいかがでしょうか?
届きにくい構造の中でも、誠実な発信だけが業界そのものを動かします。
非常識な領域で誠実を続ける
