今日は「背景を知った時に提示する」という話をしたいと思います。
この言葉だけ聞くと、少しわかりにくいかもしれない。でもこれは、私が日々いろんな方と接する中で、本当に大切だと感じていることなんです。
「背景を知る」というのは、誰かと話しているときに、その人の頭の中を具体的にイメージするということです。
具体的にイメージができたということは、相手の頭の中と自分の頭の中に描いている話のイメージが同じになったということなのだ。
そうなればなるほど、その人に与えるアドバイスや助言、声かけというのは自然と変わってきます。
久田晃「犬を飼っている」と聞いて、何を思い浮かべましたか?
たとえば、ある方が「私、犬を飼っているんですよね」と言ったとします。
それを聞いた瞬間、あなたの中にも「犬」のイメージが浮かびますよね。チワワですか?
柴犬ですか?はたまた自分が飼っている犬ですか?
大きさはどうですか?色は何色ですか?
何歳ですか?
オスですか?メスですか?
実は「犬を飼っている」という言葉の背景を知らない限り、その人がどんな犬を飼っているのかはまったくわからないんですよね。
では「犬飼っているんです」と言われたときに、「犬ってめちゃくちゃ元気で可愛いですよね!」と返したとします。
しかし、その方の心の中では「うちのワンちゃんは病気で大人しいんだよね…」と思っていたらどうでしょうか?
その瞬間、相手の中にある「犬」のイメージと、あなたの中にある「犬」のイメージはまったく違うものになっ
ています。
これは些細な日常会話から出した例ですが、では女性と話しているときや、仕事の話をしているときはどうですか?
その詳細なイメージがわからない限り、本当に的確なことは言えないのである。
先に口出しするのではなく、先に聞く
つまり、具体的なことがわかるまで詳細に聞いてほしいということです。背景を先に知ってほしいということですよね。
先に口出しするのではなく、まずはいろいろ聞いて、具体的なイメージをその人と照らし合わせながらヒアリングする。
「犬飼っているんです」と言われたら、「そうなんですか?メスですか、オスですか?」と聞く。
「メスです」と返ってきたら、「犬種は何ですか?」と続ける。
「チワワです」と言われたら、「チワワって元気な子が多いですよね」と自然に話を広げていく。
そこで初めて、「実は元気なワンちゃんじゃなくて、病気でちょっと大人しいんです」という言葉が出てくるかもしれない。
そこで初めて、この方が飼っているワンちゃんは病気なんだと知ることができます。それを知らずに「ワンちゃん元気でいいですね!」と自己完結してしまうと、会話がずれてしまうのがわかるでしょうか?
- ● 自分の中のイメージだけで話を進めてしまう
- ● 聞く前にアドバイスや意見を言ってしまう
- ● 相手の言葉の表面だけを受け取ってしまう
こうしたことは、多くの人が無意識にやってしまっていることなのだ。
久田晃イメージを鮮明に合わせる姿勢が、すべてに通じる
相手と自分の頭の中にあるイメージを鮮明に合わせていくということは、いかなる場面でも必要な技術である。
→ 思考の変化を見る
そして、人のためにそれを知ろうとする姿勢そのものがとても大事なのだ。
これができない人は、仕事でミスが多くなりがちですし、上司との擦り合わせもうまくいかないことが増えます。女性との会話もなかなか弾みません。
なぜかというと、イメージが鮮明に共有できていないと、相手は「なんかこの人、私と言っていることが違うな」と感じてしまうからです。
結局のところ、人と深くつながるための第一歩は、相手の言葉の裏にある背景を丁寧に知ろうとすることだと思うんです。
- ・まず聞く。自分のイメージで決めつけない
- ・相手の頭の中を具体的に想像しながらヒアリングする
- ・イメージが合ったと感じてから、初めて言葉を返す
- ・「知ろうとする姿勢」そのものを大切にする
あなたの普段の会話は、背景を知るような話し方や聞き方ができているでしょうか?
ぜひ一度、自分の会話を振り返ってみてほしいと思います。
まとめ
今回は、相手の背景を知ってから言葉を返すことの大切さについてお話ししました。
私たちUKERUがやっていることの根底にも、この考え方があります。
「なりたい自分になれる社会をつくる」というビジョンを掲げていますが、そのためにはまず、目の前の人の背景を丁寧に知ることが不可欠である。
表面的な言葉だけで判断するのではなく、その人が何を感じ、何を抱えているのかを想像する。
その姿勢があってこそ、本当に相手のためになる言葉が生まれるのだ。
あなたも今日の会話から、少しだけ意識を変えてみてはいかがでしょうか?きっと、相手の反応が変わる瞬間に出会えると思います。
私自身、県外に住んでいる講師が自腹で新幹線・飛行機で会いに来てくれたことがあります。そのとき、「こういう機会をもらうだけじゃなく、俺も与える側になっていかなきゃ」という責任感が生まれました。
一緒に働きたいと言ってくれる人の幸せが、経営者としての最大の幸福だと、そのとき初めて腹落ちした感覚があります。
久田晃「背景を知る」とは相手の頭の中を具体的にイメージすること自分のイメージだけで決めつけず、まず聞くイメ
ージが合ってから初めて的確な言葉が生まれる知ろうとする姿勢そのものが信頼につながる先に口出しするので




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