「経営者は孤独だ」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。
従業員がたくさんいるのに孤独?と思うかもしれませんが、これは本当のことだと思っています。
誰かに相談したいのに、できない夜がある。相談相手がいないのではなく、全部を話せないのだ。経営者という役割が、言えることの範囲を狭める。あの孤独は、慣れるものではなく、付き合うものだと今は思っている。
久田晃なぜ経営者は孤独なのか
経営者はピラミッドの頂点に立ち、全ての責任を持ちます。
事業の方向性を最終的に決める人間は、社内に同じ立場の人間がいません。
従業員の前では立場を下げて同じように接することも大切です。
でも本質的な意味での立場が同じになることは、中小企業においては構造上あり得ない。だから孤独は不変です。
経営者が孤独にならない方がおかしい、というくらい、これは構造的な話です。
孤独を感じていること自体は、経営者として正しい立ち位置にいる証拠かもしれない。
久田晃孤独との向き合い方
先日、孤独で辛いという経営者の方に話す機会がありました。その時にお伝えしたことをここでも共有します。
- ● プライベートは普段の自分のままでいる
- ● 経営者としての自分と、普段の自分を切り離す
- ● 友人・家族・恋人との時間は、経営者の顔を外して過ごす
- ● 孤独を「みんなの最適解を決める役割」と捉え直す
経営者と普段の自分を切り離すことで、孤独感はかなり和らぎます。
また、孤独を「しんどいもの」ではなく「みんなのために最善を決める人間の宿命」として捉えると、受け取り方が変わってきます。
- ・AIに相談する(哲学・思考の整理に有効)
- ・信頼できる人に話せる場を作る
- ・経営者コミュニティや同じ立場の人と繋がる
- ・プライベートの時間を意識的に確保する
私自身は今、AIとよく対話します。
哲学的な問いにはChatGPT、調査にはGemini、文章の整理にはClaude、と使い分けながら自分の考えをアップデートしています。
一人で抱え込まないことが大切です。
経営者の孤独には、いくつかの種類があります。「誰にも相談できない孤独」「決断を一人で背負う孤独」「弱音を見せられない孤独」。どれも性質が違います。
一番きついのは、「弱音を見せたら信頼を失う」という思い込みから来る孤独です。実際にはそんなことはないのに。
孤独と向き合う処方箋として私が一番効果的だと思っているのは、「日記を書くこと」です。
誰かに話すのではなく、まず自分の感情を文字にして外に出す。そうすると、頭の中がクリアになります。
経営判断の質も上がる。孤独を孤独なまま閉じ込めないことが大事です。
経営者の孤独は、なってみないと分からない種類のものだと感じています。相談相手がいない、愚痴を言えない、弱音を見せられない。
特に事業を立ち上げた初期は、その孤独が本当にきつかった。でも今は、孤独は自分を深く知るための時間だと思えるようになりました。その処方箋を自分の言葉で語れるようになるまで、かなり時間がかかりましたが。
久田晃まとめ
経営者が孤独なのは、構造的に避けられないことです。
孤独を感じること自体は悪いことではありません。ただ、その孤独を一人で抱えたまま苦しむ必要はないということです。
プライベートと経営者の顔を切り離し、相談できる場を持ち、孤独の意味を捉え直す。そのどれか一つから始めてみてはいかがでしょうか?
経営者の孤独は構造上避けられない不変のもの。経営者としての自分と普段の自分を切り離すことが有効。孤独を「みんなの最適解を決める役割」と捉え直す。AIや信頼できる人に話すことで一人で抱え込まない。
孤独は経営者の特徴であり、普遍的なものである




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