2020年の出生数は約84万人で、2010年頃(100万人超)からかなり落ちてきています。ここで大事なのは、「コロナが原因でいきなり落ちた」というより、もっと前から下がり続けていた流れがベースにあると いうことです。
もちろんコロナが影響ゼロだったとは言いませんが、少子化はそれ以前から進んでいて、コロナは“主因”というより“上に乗った要素”くらいの位置づけが現実に近いと思います。
合計特殊出生率(TFR)も、2005年に1.26まで落ち込んだあと、一度は持ち直した時期がありました。でも長い目で見れば、近年はまた下がっていて、出生数の減少とセットで進んでいます。
で、結局なにが言いたいかというと、結婚する人が減っているんですよね。出生は「結婚した夫婦から生まれる」割合が大きい国なので、結婚が減れば出生も減りやすい。
表面的には「お金がない」「男性が稼がないといけない」みたいな話になりがちですが、私はそれだけじゃないと思っています。もっと手前の、そもそも
- ● 出会いが起きない
- ● 交際が続かない
- ● 同居や結婚に進めない
- ● 将来を一緒に設計できない
みたいな“関係性の形成”の部分が詰まっていて、そこが強く効いている感じがします。
少子化というと、どうしても「社会全体のデータ」として頭の中で処理して終わりになりがちです。
でも実際には、出会いが起きない・関係が前に進まないという現実は、今この瞬間、誰かの日常に直結しています。
遠い未来の問題ではなく、今すでに起きていることとして受け取ったとき、向き合い方が変わってきます。
今回は、人口減少が経営に与える影響と、今から備えるべきことについてお話ししました。
現実の数字は厳しいですが、だからこそ先を見据えた準備が経営者にとって大切だと思っています。
あなたの事業や働き方も、この変化に乗り遅れないよう、今日から少しずつ見直してみてはいかがでしょうか?
久田晃今後の展望(かなり現実的な見通し)
将来推計では、人口はこのまま減っていきます。
- ✓ 2050年代には総人口が1億人を割り込む
- ✓ 2070年には総人口が約8,700万人まで減る
ここで注意したいのは、推計の「総人口」には外国人も含まれる前提が多いことです。
日本人だけで見た推計もあり、そうすると2070年の日本人人口はさらに小さくなります。
だから「外国人が1割」みたいな言い方が出てくることもありますが、ここは前提(移民の流入や定住の想定)でブレるので、“割合を断定する”より「外国人を含む形で人口構成が変わっていく」という理解の方が安全です。
それから、2020年代に出生数が70万人を切る、という予測が語られていましたが、現実はそのスピードがさらに早くなっていて、すでに70万人を下回っています。
国や統計が示している通り、少子高齢化は想定以上のペースで進んでいます。
じゃあ、どうするのか
ここで私が言いたいのは、「人口減少を止めよう」という話ではありません。
少子高齢化は、基本的には“起こるもの”として受け入れる必要があると思っています。
その上で、議論の中心になるのは結局、
人手不足をどう解消するかここです。
働き手が減るということは、医療・介護・インフラ・物流みたいな“生活の土台”が回りにくくなるだけじゃなく、税や保険料を支える側も細っていく、ということでもあります。
そうなると、社会の循環そのものが弱くなっていきます。
そこで、ある種いいタイミングと言えるのがAIの普及です。
人が減っていく一方で、AIや自動化によって「人がいなくても回せる領域」が増えてきている。
ここはバランスが本当に大事で、人が減る代わりにAIが普及し、それを使いこなす人がいれば、社会は意外と持ちこたえられる可能性がある。
今はまさに、その時代に突入しようとしている感覚があります。
久田晃会社としての考え方
うちは小さい会社ですが、今後人を増やすことももちろん考えています。
ただ、将来的にも“人をどんどん増やす”方向が正解とは限らない。
少子化の社会では、そもそも人を集めること自体が難しくなるし、集めることを前提にすると経営の形が歪むこともある。
私自身、30歳で上京を決意したとき、心に決めたことがあります。「これからは自己中心ではなく、人を思って生きる」という一言です。
少子化のような社会的なテーマに向き合おうとするとき、その根っこにあるのは結局この感覚で、自分一人で完結するか、誰かの人生に関わろうとするかの違いだと感じています。
久田晃とはいえ、一人でやるより、同じ目標に向かって走れる仲間がいた方が遠くまで行けるのも事実です。
だからこそ、この少子化の時代でも「同じ仲間や思想を持った人と出会えること」を大切にしていきたいと思っ




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